2022年4月10日、今日は天気もいいので、京都市の北側をサイクリングしてきました!自転車で日本一周してみたいなどとは、言ってみるだけは言ってみるのですが、実際はどうでしょうか。大抵の風景は変わり映えのしない景色で、一日で飽きてしまいます。
同じ変わり映えのしない景色でも地元だと印象は変わります。変哲のない橋でも、その下側で秘密基地を作った思い出、通学路で同級生と語り合った毎日。数十年の後に改めて歩いてみると、実に様々な物語が蘇ってくるものです。
大勢の人々の記憶に残され、語り継がれた物語はやがて歴史となります。僕たちの小さな物語は、誰の記憶にも残されないまま時代の流れの中に埋もれていくのですが、それでも地元の散策は、物語のない場所の散策とは異なるものです。
旅を楽しむ感性とは何でしょうか?ただの変わり映えのしない街並みから、人々の様々な物語を歴史のように壮大に感じ取る。今日のサイクリングで僕にそんなことはできないと痛感しました。春の始まりとはいえ、今日の気温は26度にもなります。30分も経つと帰ってダラダラとネットをする毎日が恋しくなってきます。
深泥池、という池です。深い泥の池なんだなぁ、程度の感想でしたが、なんとこの池京都の心霊スポットのようです。このまま道のりを北に進むと、山奥に老人施設が見えてきます。そして小さな精神病院が不気味に建っています。この時は、深泥池が心霊スポットとも、その病院が精神病院とも知りませんでしたが、なるほど改めて言われてみるとそんな感じがしますね。
国際会館駅のあたりです。もはやこの景色で感想をひり出せたら旅の達人です。ところで皆さん、京都国際会館って知ってますか?ここはなんとあの京都議定書が採択された場所なんだそうです!!毎回僕たちがレジ袋で3円支払わされてるのも、全てここから始まったわけですね。多分。