神戸ポートアイランドを徒歩で一周してみたよ

前回保津峡から亀山城を探検した二人でしたが、その日の終わりにくら寿司で反省会をしました。まず何よりもマイクを用意していなかったので、声がほとんど収録されていませんでした。事前の下調べもなかったので、保津峡のハイキングコースが通行止めだったことも、トロッコ列車が休止中だったことも、知りませんでした。

今回ポートアイランド一周を目指して歩くこととなったのですが、そもそもポートアイランドが何かも知りません。そして僕は神戸に午後3時到着という有様です。撮影機材のGoproは夜間撮影に向いていないこと、知りませんでした。そして一周を終えた後、サイゼリヤで反省会をしたのですが、午後8時までの時短営業だったことを知らず、一時間余りで追い出されてしまいました。

今回日記を書くにあたって、改めてポートアイランドのことを調べてみました。それは一言でいうと「ただの埋立地」。ただの埋立地に企業のオフィスビルや物流倉庫、港湾が集まったところでそれが何の見どころとなるのでしょうか。

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久しぶりに人間に会った種もみじいさんの気分
空港前、もう行かないですよ

ところで話が変わりますが、みなさん映画は好きですか?僕のお気に入りの一本に「女神の見えざる手」という映画があります。ジェシカ・チャスティンが演じる敏腕ロビイストエリザベスが、権謀術数を張り巡らせ、巧みに世論を操作し銃規制法案を可決させる、という物語なのですが、今でも心に残るシーンがあります。劇中序盤、エリザベスが部下の男性にケーキとビスケットの課税区分を尋ねますが(日本だと駐車場に消費税がかかるかどうか聞いているようなものでしょうか??)、部下の男性は答えられません。エリザベスはそこでジョークを持ち出すのです。

神父が修道女を送り届ける最中、気の迷いから修道女の太ももを触ってしまいます。修道女は「神父さま、ルカ14章10節です」と答え、神父は謝罪し手を引っ込めます。帰った神父が、聖書を開き、ルカ14章10節を見てみると「もっと上座へ、栄光を手にできる」と書かれていたのでした。エリザベスは続けて、己の仕事を熟知しなさい、そうでなければ大きなチャンスを失うと檄を飛ばします。

代わり映えしない工業団地を抜け、南端に辿り着いたとき、眼前には夕日を背景に明石海峡大橋が飛び込んできました。美味しそうな食べ物は食欲を、胸を強調したサムネイルは性欲を、人類普遍の心理に根差したものを提供しなければならないのですが、そのどれも無い我々二人です。それでもこの景色は、間違いなく素晴らしかったのでした。

タクシーよとまれ、そなたは美しい

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